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ツバル:海に沈みかけている国

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ツバル:海に沈みかけている国
南太平洋に浮かぶ小さな島国ツバルは、海の底に沈む寸前で、存亡の危機に瀕しています。国土面積はわずか約26平方キロメートル、人口は約1万1000人というこの小さな国は、気候変動の影響に対して極めて脆弱です。

 

ツバルの差し迫った破滅の主因は海面上昇です。地球温暖化の影響で、極地の氷床は驚くべき速さで融解しており、海面は着実に上昇しています。ツバルの最高地点でも海抜約4.5メートルしかありません。そのため、わずかな海面上昇でさえ壊滅的な結果をもたらす可能性があります。高潮や高潮は頻繁に島の大部分を浸水させ、海岸線を浸食し、インフラを破壊しています。すでに多くの家屋や農地が失われています。

 

ツバルは、そのアイデンティティと文化を守るため、革新的な一歩を踏み出しました。2022年、同国は「メタバース」にデジタル版のツバルを構築する計画を発表しました。このデジタル版ツバルは、国の歴史、伝統、そして景観を仮想的に記録する場所となります。たとえ実際の島が完全に水没したとしても、デジタル版ツバルは存続し、未来の世代がツバルの豊かな遺産にアクセスし、体験することを可能にします。しかし、このデジタルソリューションは現実のツバルに取って代わることはできません。ツバルが世界初の海に完全に飲み込まれる国となることを防ぐためには、温室効果ガス排出量削減に向けた緊急の世界的な取り組みが依然として必要です。

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