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豪州株価はRBAの決定を前に小幅下落、関税の影は残る

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豪州株価はRBAの決定を前に小幅下落、関税の影は残る
オーストラリア株式市場は7月7日、過去最高値から反落し、S&P/ASX 200指数は0.16%下落して8,589.3、オール・オーディナリーズ指数は0.18%下落して8,826.4となった。この下落は、米国が複数の国に対する関税を8月1日に発効させると確認されたことを受けたもので、当初予想されていた7月10日から延期された。米国商務長官は、12カ国以上に「受け入れるか、拒否するか」の関税通知を送付したと述べ、貿易をめぐる不確実性を高めている。

 

市場の注目は、7月9日のオーストラリア準備銀行(RBA)の金利決定に引き続き向けられている。IGのアナリストは、オーストラリアドルの動向は中央銀行の政策シグナルと関税の詳細に左右されると指摘した。

 

セクターによって大きく異なる:

 

  • 公益事業が上昇を牽引(+3.5%)オリジン・エナジーは、傘下のオクトパス・エナジーがテクノロジー事業を分離する計画だとの報道を受け、株価が6.8%上昇し、11.55豪ドル(3週間ぶりの高値)となった。
  • 鉱業は圧力にさらされたノーザンスターは、新年度生産見通しの下方修正とコスト警告を受け、8.7%急落し、16.8豪ドル(3カ月ぶりの安値)となった。鉄鉱石採掘大手3社は小幅な値動きにとどまった(BHP -0.3%、リオ・ティント -0.2%)。
  • 金融株は下落: 主要銀行4行はすべて下落して取引を終え、ANZ銀行(-0.6%)が最も下落した。

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