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カナダのS&P/TSXは不動産が牽引し関税の影響は弱く、0.35%上昇

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カナダのS&P/TSXは不動産が牽引し関税の影響は弱く、0.35%上昇
カナダのS&P/TSX総合指数は、7月9日に2日続落を終え、0.35%上昇の26,998.66で取引を終えました。不動産株が上昇を牽引しました。市場は、トランプ大統領の銅に対する50%の関税計画(早ければ7月下旬にも発効)と貿易交渉の8月1日までの延長に対し、様々な反応を示しました。不動産指数(.GSPTTRE)は、ブラックストーンによる買収交渉を背景にH&R REIT(HR_u.TO)が4.7%急伸したことを受け、0.5%上昇しました。

 

テクノロジー株(.SPTTTK)とヘルスケア株(.GSPTTHC)はそれぞれ0.4%と0.7%上昇した一方、エネルギー株(.SPTTEN)は0.4%下落、鉱業株(.GSPTMT)は横ばいだった。銅鉱山会社のエロ・カッパー(ERO.TO)は関税懸念から6.2%急落した。投資家は国内の景気回復力に注目した。カナダ企業は米国以外の貿易拡大を加速させており、金曜日の雇用統計は経済の底堅さを測る鍵となるとみられている。

 

ベレカン・キャピタルのコリン・ホワイト氏は、貿易政策が「短期的なボラティリティ」を引き起こすだろうと指摘する一方、カナダのインフレ率は2.1%と直近の低水準を維持しており、中央銀行は政策に柔軟性を持っていると述べた。EQB銀行(EQB.TO)は幹部の復帰のニュースを受けて1.6%上昇した一方、ソフトウェア企業のオープンテキスト(OTEX.TO)は財務幹部の退任を受けて4.8%下落した。

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