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ハンブルク、2036年以降のオリンピック招致に向けた水上会場計画を発表、最初の試みから15年

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ハンブルク、2036年以降のオリンピック招致に向けた水上会場計画を発表、最初の試みから15年
ハンブルクは、前回の立候補から15年を経て、夏季オリンピック・パラリンピック開催地の立候補に向け、野心的な提案を発表しました。市中心部の象徴的なビンネンアルスター湖に水上競技場を建設するというものです。この計画は、2024年パリオリンピックの画期的なスタジアム設計に着想を得ながら、都市におけるオリンピック体験を再定義することを目指しています。

 

 

このビジョンは、2036年、2040年、あるいは2044年のオリンピック開催地の立候補を検討しているドイツオリンピックスポーツ連盟(DOSB)が主導する、より広範な国家戦略と整合しています。ハンブルクの提案は、没入感と象徴性を重視し、この港湾都市を、スポーツとランドマークを融合させた「都市中心型」イベントの先駆者として位置付けています。

 

2024年の開催地選定で敗れたハンブルクは、現在、ベルリン(ライプツィヒと提携)、ミュンヘン、ライン=ルール大都市圏と国内で競合している。DOSBの理事フォルカー・ブフィエ氏は次のように語った。ビルド4月下旬、ドイツの候補都市は2026年秋まで選出されないだろうと発言。また、2036年のヨーロッパ開催への立候補も否定し、「まだヨーロッパの番ではない」と述べた。

 

水上競技場ビンネンアルスターは、ハンブルクが近代オリンピック招致における重要なテーマであるレガシーと持続可能性を重視していることを象徴しています。選出された場合、ハンブルク市は従来の巨大スタジアムの建設を避け、パリ2024のセーヌ川を舞台にした式典に倣い、公共空間を再利用した仮設のインフラ整備を目指しています。

 

2036年開催の可能性まで10年以上ある中、ハンブルクの早めの提案は、ドイツの長期的なオリンピックへの野望を示唆しています。ドイツオリンピック委員会(DOSB)の決定が遅れるにつれ、ドイツの立候補都市をめぐる競争は激化すると予想され、各都市が世界最大のスポーツイベント開催に向けて独自のビジョンを掲げています。

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