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カナダ株は関税懸念が潜む中、工業株とエネルギー株が牽引し、月間最高値を更新

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カナダ株は関税懸念が潜む中、工業株とエネルギー株が牽引し、月間最高値を更新
5月2日、カナダのS&P/TSX総合指数は1%上昇の25,031.51となり、1ヶ月ぶりの高値を更新しました。週間では1.3%の上昇となりました。市場は予想を上回る米国雇用統計によって景気後退懸念が和らぎ、上昇しました。米中貿易摩擦の緩和と相まって、リスク選好度は回復しました。

 

個別銘柄では、自動車部品大手のマグナが5.8%下落しました。利益が予想を下回り、コスト削減計画を発表したことで、関税の影響が浮き彫りになったためです。カーニー首相は来週、貿易摩擦について協議するため米国を訪問する予定であり、市場は関税情勢がカナダ経済にどのような影響を与えるかを注視しています。アナリストは、足元のデータは緩やかな経済減速を示しているものの、高金利環境と外部リスクが依然として回復の勢いを抑制していると指摘しています。

 

しかしながら、カナダ株式市場全体のパフォーマンスは一定の底堅さを示しています。工業、テクノロジー、エネルギーといった主要セクターの好調なパフォーマンスは、ある程度、カナダの将来の経済発展に対する市場の信頼を反映しています。しかしながら、迫りくる関税問題は依然として大きな不確実性を残しています。カナダと米国間の貿易交渉の行方は、カナダ経済と株式市場の今後の動向に大きな影響を与えるでしょう。投資家の皆様には、関連動向を注意深く監視し、合理的な投資判断を下すことをお勧めいたします。

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