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科学者らが月の土壌で初めて分子水を発見

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科学者らが月の土壌で初めて分子水を発見
中国の科学者たちは、嫦娥5号ミッションによって持ち帰られた月の土壌サンプル中に、新たな含水鉱物ULM-1を発見しました。これは、月の土壌中に結晶状の分子水が存在することを初めて確認したことになります。高い水分含有量と安定した性質を特徴とするこの鉱物は、月の太陽光照射領域に持続的な水源が存在する可能性を示唆しています。
この発見は、月の水資源開発と持続可能な月面基地の設立に重要な意味を持つ。月面における水の分配に関する従来の概念に疑問を投げかけ、利用可能な水がこれまで考えられていたよりも容易に入手できる可能性があることを示唆している。これは、将来の月面探査と居住において、地球から供給される資源への依存を軽減する可能性を秘めている。

 

研究者たちは、ULM-1が月面環境下でも安定していることは、月の水文学的歴史の研究や、生命維持から燃料生産に至るまで、人類の活動に必要な水を抽出する技術開発に新たな道を開くと指摘しています。この画期的な成果は、月科学の発展における中国のますます重要な役割を裏付けるものであり、より野心的な宇宙探査への道を開くものです。

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