14階建ての病院と5階建てのパビリオンは、カリフォルニア大学デービス校が地域社会と連携し、人々の生活を向上させ、医療を変革するというコミットメントを実現するプロジェクトの一環です。サクラメント地域に150年近く貢献してきた複合施設内に建設されるこのプロジェクトの組織コンセプトは、「合流点」という概念を中心に据えられています。このコンセプトは、地域の多様性と、街の独特の地形を形作る2つの川を強調しており、建物の立地、向き、ファサードデザインから、公共空間とプライベート空間の内部レイアウトに至るまで、様々な側面に反映されています。
タワーには、患者室ユニット、統合手術・診断プラットフォーム、レベルI外傷救急部門、臨床検査室、大学院医学教育スペースが設けられています。隣接するパビリオンには、スタッフおよび公共施設に加え、追加の臨床機能も備えています。広大な平面駐車場を置き換えることで、建物のレイアウトは土地利用を最大限に活用しています。建物の繊細な曲線はサクラメントの街路網と調和し、周囲の都市環境に溶け込んでいます。さらに、地元のアーティストに依頼し、タワーの東西の湾曲したファサードに10階建ての環境アートインスタレーションを制作しました。このインスタレーションは、地域の多様性に着想を得た独特のガラスの色と模様を用いています。
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